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エンタの神様

この番組は、漫才ブームの火付け役となった澤田隆治プロデューサーの技術である「出来が悪ければ放送しない」「客席の笑いをちりばめる」という2つの技術を、エンタの神様のプロデューサーである五味一男プロデューサーが引き継ぎ、それをうまく使い2003年4月から2010年3月まで放送された、2000年代のお笑いブームの走りとなったと考えられる番組である。
実は、もともとこの番組は「他の番組では見せない芸のスタイル」をキャッチフレーズに挙げていた番組であった。
そのため、いつもとは違う芸を見せたり、漫才をしている芸人はコントをしたり、コンビの芸人の片方だけが出演したり、番組限定の芸名をつけたりしてこの番組に出演をしていた。
そして出演する芸人一組一組に対して、その芸人の芸がわかりやすくなるようなキャッチコピーをつけ、芸をする前にそのキャッチコピーをナレーションで紹介してからその芸人が登場をしていた。

更に、エンタの神様ではネタに字幕を出すという工夫をした。
なぜ字幕を付けるのかと言うと、その芸人のネタに含まれているフレーズを際立たせるためである。
エンタの神様の出演芸人は、アンジャッシュやインパルス、次長課長、陣内智則な
ど、他の番組でも活躍しながらエンタの神様に出演する芸人と、
波田陽区、小梅太夫、タイガーリー、kick☆、スリムクラブ、ですよ。、桜塚やっくん、生徒会長金子、他多数のエンタの神様にしか出演しない芸人の2つに分かれている。
他番組に出演しながらエンタの神様に出演する芸人は、この番組をテレビに更に露出するための足掛かりとして出演していた。
エンタの神様にしか出演しない芸人は、元々はテレビには全く露出していない芸人であったため、テレビに出るためのきっかけにこの番組を選び、この番組に出演するためのネタを作り、この番組に出演しようとした。
この芸人らのネタの特徴は、あるキャラクターを作り、そのキャラクターに合わせた覚えられやすいフレーズをネタの前か後に使い、そのキャラクターとフレーズを目立たせるというようなネタを作って番組に出演していたのである。
そして、そのフレーズを目立たせるために、この番組では字幕でそのフレーズを出して、よりフレーズを印象付けるために新しくネタに字幕を付けるという工夫をしたのだ。

そしてそのわかりやすさと、今までに見たこともないキャラクターがどんどん出てくるという期待感によって、エンタの神様は若い女性からの人気を得て、子供からはそのフレーズを真似され授業が進まなくなるというような状態になるくらいの絶大な支持を得る高視聴率番組へとなったのである。

エンタの神様の終焉

この番組は、今現在の2000年代のお笑いブームの走りとなったものであると考えられる番組である。
しかしこの番組は飽きられてしまった。
エンタの神様は番組が終わる前は、いつのまにか使い捨て芸人を世に送り出す番組となってしまったのである。
それは、この番組は、漫才ブームの火付け役となった澤田隆治プロデューサーの斬新な技術である「出来が悪ければ放送しない」、「客席の笑いをちりばめる」という2つの技術を、エンタの神様のプロデューサーである五味一男プロデューサーが引き継いだというところにあるのではないだろうか。
なぜならエンタの神様の終焉は漫才ブームの終焉とよく似ているからだ。

漫才ブームで先頭を切って走っていたB&Bは、初めはリアリティーのある漫才であったのに、毎回同じフレーズを使ってしまっていたことで、リアリティーのある漫才ではなくなってしまったため、飽きられてしまった。
エンタの神様に出演した芸人にも同じことが言える。
もともとこの番組は「他の番組では見せない芸のスタイル」であったが、エンタの神様にしか出演できない芸人が出てきてしまったことで、初めは今までに見たこともないキャラクターがどんどん出てくるネタであったのに、その芸人が毎回同じフレーズを使ってしまっていたことで、すぐに飽きられてしまったのである。
つまり、同じパターンの笑いを毎回見せられる事になり、ネタとはリアリティーがなくてはいけなかったものが、同じパターンのものが続くことで必ず飽きらてしまったのである。
なぜ、エンタの神様にしか出演できない芸人が出てきてしまったのかというと、例えるとするならば、小学生の時にやった算数のドリルのように、同じような方程式で解く問題を、繰り返し繰り返し行うため、面倒くさくなって飽きてしまうということが過去にあったと思う。
お笑いも、その算数のドリルのようにすぐに飽きてしまうから、他番組に出演できたとしても、その芸人はそのキャラクターでしか出演できないため、ネタにしか興味が持たれない。
そのため、エンタの神様のネタで使うフレーズを、他の番組であっても、それを言うことしかできないため面白くない。
だからエンタの神様にしか出演できない芸人が出てきてしまったのである。

そうしてエンタの神様に出る芸人は、すぐに飽きるというイメージが付き、この番組を観ても新しい芸人は出てこないと思われてしまったため、平均20%を超えていた視聴率は一桁にまで下がってしまい、この番組は打ち切られる結果となってしまったのである。

今までのブームの時のように、元の劇場でネタをする生活に戻った芸人や、
芸能界を辞め、別の仕事をするような人もいる。
しかし、ビートたけし、島田紳助のようにエンタの神様をきっかけにテレビで大活躍するようなタレントになる芸人はまだいない。
この番組は、テレビに出るためのきっかけにはならなかったのである。
それは、今までキャラクターやフレーズに頼り切ってしまっていたからだろう。

明石家さんまの番組

今現在、明石家さんまが全国ネットに出演している番組は、
「さんまのまんま」「さんまのSUPERからくりTV」「ホンマでっか!?TV」「踊る!さんま御殿!!」「恋のから騒ぎ」
という5番組である。
これらの番組でゲストの影響力が大きいものは、「さんまのまんま」「踊る!さんま御殿!!」の2つである。

「さんまのSUPERからくりTV」では、ゲストは出演するが、VTR問題に答えるだけである。そこで若手芸人が面白い答えを言ったとしても、それによっての影響力はほとんど無くそのまま流されてしまう。
「恋のから騒ぎ」もゲストは出演するが、ゲストのトークというよりも、素人を明石家さんまがどれだけ上手く盛り上げることができるか、というような番組であり、あまりゲストは重要視されない。
「ホンマでっか!?TV」にはゲスト出演は無い。

そして、「踊る!さんま御殿!!」「さんまのまんま」はトーク番組のため、ゲストの力が必要になってくる。
では、明石家さんまとトークする時はどのようなことが求められるのだろうか。
明石家さんまは島田紳助とは違い、どの番組であっても、いつでも明るい表裏の全く無い明石家さんまというキャラクターで司会をする。
そして明石家さんまは、聞き手に回りながらも、相手の何気ない一言を即席の持ちネタにし、話の節目やオチで効果的に使用するといった方法でトークを盛り上げていくのである。
つまりこの明石家さんまのトークのパターンに、ゲストのトークが上手く噛み合えば、そのゲストは「踊る!さんま御殿!!」「さんまのまんま」の番組では成功したことになる。

「踊る!さんま御殿!!」の場合は、必ずトークテーマが決まっていて、そのトークテーマに沿って進行される。
そしてゲストは、そのテーマ通りにトークするのではなく、そのトークに合わせた自虐ネタを話すのが良いのではないだろうか。
なぜなら、それを話すとさんまは、その自虐ネタを広げてくれたり、相手の何気ない一言を話の節目やオチにしてくれたりなどの盛り上げ方をしてくれるのである。
しかし、気を付けなくてはいけないことは、その自虐ネタをキャラクターにしてはいけないということである。
これらの番組はとても影響力のある番組で、そのキャラクターが付いてしまうとこれから先、ずっとそのキャラクターで押し通さなくてはいけなくなってしまう。
そうなると、エンタの神様の芸人のようにブームは起きたとしても、すぐに飽きられてしまうのである。
つまりその自虐ネタは“自分は一部だけそういう部分がある”というような自虐ネタを話すと、「踊る!さんま御殿!!」では印象に残るのではないだろうか。

そして、「さんまのまんま」の場合も、いつでも明るい表裏の全く無い明石家さんまというキャラクターで司会をするため、基本的には「さんまのまんま」の場合でも、「踊る!さんま御殿!!」のように、自分は一部だけそういう部分がある”というような自虐ネタを話すと盛り上がる。
しかし、気をつけなくてはいけないことは、「さんまのまんま」という番組は、明石家さんまと1対1でトークするというところである。
そうなると、その自虐ネタを他のゲストに降ることができない。
明石家さんまとゲストだけで話をオチまで持っていかなくてはいけないのである。
しかしそれならゲストは、明石家さんまを褒めながら自虐ネタを言えばいいだけである。
「明石家さんま」述べたように、『さんまは自分の司会の番組は毎週欠かさず観ていて、自分が発言したところで大爆笑しているというエピソードがある。』
つまり自分が大好きである。
その自分が大好きであるということを利用して、自虐ネタを話せば、明石家さんまとゲストで話をオチまで持っていくことができるのである。
例えば、自分は普段は暗いが明石家さんまはいつも明るくてすごいというエピソードを話していき、それからさんまのトークについていけば、この番組でのトークは盛り上がっていくのではないだろうか。

お笑いスター誕生!!

お笑いブームが起きている時には、必ず若手芸人のオーディション番組も一緒にヒットしている。

1979年の秋から「花王名人劇場」が始まって漫才ブームに火が付き、「B&B」「ツービート」「ザ・ぼんち」らが漫才ブームを引っ張っていた時、
1980年4月12日から「お笑いスター誕生!!」という番組が始まった。
「お笑いスター誕生!!」とは、プロ・アマを問わず毎週5組の程度の芸人が出演し、桂米丸をはじめとする5人の審査員たちが審査をして、10週間連続で勝ち抜くということを目指す若手芸人のオーディション番組である。
審査員には、桂米丸、タモリ、赤塚不二夫、京唄子、東八郎、伊東四郎など、お笑いに携わる有名なタレントや芸人などが務めた。

この番組は、これから先が期待される若手の芸人は、このオーディション番組に出演して、芸人として売れるためのきっかけにしようとした番組である。
芸人は、どれだけ面白かったとしても、知名度が無いというだけで、いきなりテレビに出演しても、視聴者には受け入れてもらうことはあまり無い。
そのため、若手芸人はお笑いに携わる有名なタレントや芸人などに「面白い」ということを認めてもらい、「この芸人は果たして面白いのだろうか」という視聴者に対して、「この芸人は面白い」ということを印象付けてもらうために、こういったオーディション番組に出演するのである。

この番組は前にも書いたが、10週間連続で勝ち抜くことを目指す番組である。
そのため視聴者はこの芸人は面白いか面白くないかというところしか観てくれない。
更に番組のルールで、審査員が審査して不合格となった場合、最低2ヶ月間は再挑戦できないというルールがある。
これらによって、芸人は失敗すると「面白くない芸人」というレッテルを貼られてしまう。
しかしそれらのルールによって、芸人の真剣さが視聴者にも伝わり、10週間連続で勝ち抜くことができた場合は、この番組のタイトルが表すように、実際にスターが誕生するのである。
10週間連続で勝ち抜くことができた芸人には、「B&B」「とんねるず(当時は貴明&憲武)」「シティーボーイズ」「小柳トム(今のブラザートム)」などがいる。
更に、その当時はまだ新人だった「ダウンタウン」「ウッチャンナンチャン」「ツーツーレロレロ(今の東国原知事)」、他にも「マギー司朗」「コロッケ」他多数の今現在も活躍する芸人も出演していた。

そして、花王名人劇場などの番組と共に、漫才ブームを支えた番組となったのである。
しかしその漫才ブームの終焉と共に、この番組も終了した。

爆笑オンエアバトル

2003年4月から「エンタの神様」が始まった。
それよりも前に、今現在でも続く、2000年代お笑いブームのきっかけとなった番組が、「爆笑オンエアバトル」である。
この番組は、1999年3月27日から2010年3月26日までNHKの深夜でやっていた番組で、この番組のキャッチコピーが「史上最もシビアなお笑い番組」だというように、芸人が観客に芸を見せて、面白いと評価されたネタだけが選ばれてオンエアーされるという番組であった。
そのシビアさがあるため、この番組も芸人の真剣さが視聴者にも伝わるようになっている番組である。
そして、面白いと評価されたネタだけが選ばれるため、この番組も若手芸人のオーディション番組と言っても良いだろう。
そのため今現在でも続く、お笑いブームのきっかけとなった番組となったのだろう。

この番組から有名になった芸人は、ダンディ坂野、テツandトモ、長井秀和、ますだおかだ、ラーメンズ、アンジャッシュ、アメリカザリガニ、おぎやはぎ、アンタッチャブル、パペットマペット、スピードワゴン、タカアンドトシ、NON STYLE、トータルテンボス、東京03、キングオブコメディ、パンクブーブー、我が家などの多数の今現在でも活躍する芸人を輩出していた番組である。

このようにお笑いブームが起こるときには、必ず若手芸人のオーディション番組も一緒にヒットしているのである。
それはなぜなのかということを考えると、それは少しマニアックなお笑いファンの存在が大きいのではないだろうか。

お笑いのファンの人を大きく2つに分けるとすると、
「ただ単純にお笑いが好きであるというお笑いファン」そして、
「若手お笑い芸人の成長していく姿を見るのが好きなお笑いファン」
に分かれるのではないだろうか。
芸人やアイドル歌手などには、必ずといって良いほど「追っかけ」の存在がある。
この「追っかけ」の人たちは、まさにこの「若手お笑い芸人の成長していく姿を見るのが好きなお笑いファン」である。
この人たちは、「もうメジャーになっている芸人には興味がなく、まだメジャーではないが、これからこの芸人は必ずメジャーになるだろう。そのために、まだメジャーではなく自分でも手の届きそうなときにファンになっておき、そしてその芸人がメジャーになったときに『私のお笑い芸人に対する目は間違っていなかったんだ』と思う」ということが趣味のお笑いファンなのだ。
こういうお笑いファンのためにオーディション番組があるのである。
オーディション番組は、追っかけの人たちが、実力はあるがまだ知名度のあまりない若手芸人を探すための番組なのである。
そして「爆笑オンエアバトル」の場合は、深夜の時間帯の放送のため、自分だけがこの実力のある無名若手芸人知っているのではないかと思わせることができるのである。
もちろん実力がある芸人が出演するため、単純にお笑いが好きだという人も見ることができる番組である。
だからお笑いブームが起こるときには、必ず若手芸人のオーディション番組も一緒にヒットしているのではないだろうか。

お笑いブームが起こるときには、必ず若手芸人のオーディション番組も一緒にヒットしているということを考えるために「お笑いスター誕生!!」と「爆笑オンエアバトル」を並べて書いてみた。
すると疑問に思うことがある。
「お笑いスター誕生!!」は漫才ブームの終焉と共に番組が終了している。
しかし「爆笑オンエアバトル」は今現在もお笑いブームが続いているのにもかかわらず、2010年3月26日に終了しているのである。
それはなぜなのだろうか。
世間では「爆笑レッドカーペット」のように短い時間でネタを披露するというブームが来ているからだ。というようなことをよく言っている。
しかしそれは本当にそうなのだろうか。
現在のお笑いは、「爆笑レッドカーペット」のように、短い時間でネタを披露することでしか視聴者には求められないのであれば、「M-1グランプリ」という番組で優勝した芸人が、その次の日からバラエティー番組に朝から晩まで出続けるという現象が起きているのはおかしいのではないだろうか。

お笑いブームが起こるときには、必ず若手芸人のオーディション番組も一緒にヒットしていて、「お笑いスター誕生!!」は漫才ブームの終焉と共に終了しているのに、今もお笑いブームは続いているが、「爆笑オンエアバトル」は、今はもう終っているというのは、「M-1グランプリ」がなにか関係しているのではないかと思い、そのことについて考えてみようと思う。
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