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緊張の緩和理論

まず、笑いとは緊張の量によって笑っていられる時間が決まる。
その時間には3パターンがある。
① 悟りの笑い
もう人生に心配することなどなにも無い裕福なお年寄りなど、仏のように悟った全く緊張状態が無くなった人はいつまでも笑っていられる。そんな人はこれに属する
② 喜びの笑い
何かを成功したときなど、喜んでいるということしか頭に無く緊張状態を忘れている場合は、その時だけはいつまでも笑うことが出来る。
③ 一瞬の笑い
笑うことが出来るのは一瞬であり、友達との会話も芸を見たときの笑いもほとんどの笑いはここに属する。

そしてこの③の一瞬の笑いの中に、更に4つの緊張と緩和による笑いの分類がある。
Ⅰ、知的な笑い
通常の緩和状態から、少し頭を使わなくてはいけなくなる緊張状態になることによって起こる笑い。
漫才のボケの違いを教えることが目的のつっこみ役が、この「知的な笑い」に当たる。
Ⅱ、情的な笑い
困りや怒り、見栄といった緊張状態から、気の毒にならないくらいの緩和状態に下げることによって起こる笑い。
例えば、貧乏そうな人が自動販売機の下に手をつっこんでいたら哀れだとか寂しい気持ちになってしまうが、高級ブランドで身を固めている人が自動販売機の下に硬貨を落としてしまって焦っている状態を見たら笑ってしまうといったこと。
Ⅲ、生理的な笑い
例えば、「志村けん」扮する変なおじさんが、女の子に襲いかかるという緊張状態から、捕まったら変な顔をすることによって緩和させるような笑い。
Ⅳ、社会的道徳的な笑い
「8時だよ!全員集合!」で、権力のありそうないかりや長介(緊張状態)に対して、バレないようにイタズラをするという緩和をすることによって起こる笑い。
しかしこの「社会的道徳的な笑い」は、国によって社会的道徳的の定義が変わってしまうから国によって笑いが変わってしまう。
しかし逆に、その社会的道徳的の定義さえわかれば、それだけで笑いを取ることができる。

これが「緊張の緩和理論」であるとまとめてみた。
そしてこの「緊張の緩和理論」で、話のオチの分類をすることも出来ると桂枝雀は述べている。
そしてこの話のオチの分類も4つにわけることができる。
壱、どんでん返し
緊張させ続けながら、最後一気に緩和させるオチ
弐、謎解き
緩和させ続けながら、最後一気に緊張させるオチ
参、変
緊張状態から、随所に緩和を入れていく
オチというものをあまり重要視しない
四、合わせ緩和状態から、随所に緊張させていく
これもオチをあまり重要視しない

これが話のオチの分類である。

この「緊張の緩和理論」、そして「話のオチの分類」は凄く納得することが出来たからまとめてみた。
しかし重要なのは、これが正しいか正しくないかということではないと思う。
なぜなら、この「緊張の緩和理論」話のオチの分類を桂枝雀が考え出した理由は、桂枝雀が一人で落語の公演を行ったときに、話の全てがどんでん返しのオチであったり、謎解きとなってしまうといった偏ることがないように、公演を構成するために考え出された理論だからである。
つまり、これは桂枝雀が自分自身のために作ったものなのである。
だから、今までいろいろなお笑いについての現象を書いてきたが、自分自身のために作っているものなのではあるが、それがより正確であるために、誰にでも納得させるように書かなくてはいけないということを今更ながら考えることが出来た。
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