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雨上がり決死隊

「雨上がり決死隊」は、1989年3月にコンビを結成し、1992年1月には、第13回ABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞を受賞し、その後、関西の若い女性たちを中心に人気を博した吉本興業のお笑いユニット「吉本印天然素材」に入り、関西の若い女性たちの中では大人気となる。
その当時の宮迫は、「吉本印天然素材」の牽引役となり、アイドル芸人として売り出そうとする会社の方針と対立し、「ナインティナイン」「FUJIWARA」「ほっしゃん。」「宮川大輔」「バッファロー吾郎」などに対して、「吉本印天然素材」はアイドルではなく、お笑い芸人のグループであることを強く認識させ「吉本印天然素材」を引っ張っていった。

しかし「FUJIWARA」と同じように、「雨上がり決死隊」は「吉本印天然素材」の活動休止後は仕事が激減し、名古屋のローカル番組では番組の生放送中に暴言を吐きまくり、番組を終わらせたりもしていて最悪の状況であった。

そんな状況ではあったが、ある番組に出演したことにより「雨上がり決死隊」は大ブレイクすることになる。
その番組は「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」である。
その当時、ダウンタウンはエッセイ本を書き、入場料1万円のコントライブや料金後払い制ライブ、コントビデオ「HITOSI MATUMOTO VISUALBUM」、そして松本人志が坊主頭にしたりと、完全にダウンタウンが天下を取り、誰もがダウンタウンを否定できない状況になっていた。
そのような時期に、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」の山崎邦正がドッキリを仕掛けるという企画に「雨上がり決死隊」が出演し、そこで「雨上がり決死隊」が普通では「ダウンタウン」に怯んでしまいそうだが、そこで怯むと企画が成り立たなくなってしまう企画ではあったが、そこで宮迫が自分のキャラクターを視聴者や業界人に印象付けることに大成功し、そこから「めちゃ×2イケてる!」や「ワンナイR&R」などにも出演するようになり、「雨上がり決死隊のトーク番組 アメトーーク!」という冠番組を持つようになった。

では、数々の番組に出演することになった宮迫のキャラクターとはどのようなものなのだろうか。
宮迫はたとえダウンタウン相手でも後輩の芸人と同じように激しくつっこみ、視聴者を驚かせてくれる。
一方の蛍原は、例え後輩芸人であってもその芸を尊重するかのように優しくつっこむ。

実はこの真逆とも言える性格が「雨上がり決死隊」の面白さであり、「雨上がり決死隊のトーク番組 アメトーーク!」の「ある共通点をもった芸人を集めたトーク」をここまで流行らせることが出来た要因なのではないだろうか。

「雨上がり決死隊」の宮迫と蛍原の性格は真逆である。
宮迫はサッカーと漫画、アニメが好きであるが、蛍原は野球と北の国からが好きで漫画やアニメは全くと言って良いほど見ない。
唯一共通しているのは、機会音痴であることと餃子の王将が好きであるということだけである。
ではこの真逆の性格が、どのように「雨上がり決死隊のトーク番組 アメトーーク!」に関係してくるのだろうか。

それは何度も述べているが、「アメトーーク!」とは「ある共通点をもった芸人を集めたトーク」をする番組である。
しかし、ある共通点をもった芸人を集め、その共通点を知った芸人たちだけでトークをするとマニアックな方向に進みすぎてしまう。
そうならないために司会者として、その話題について全く知らない視聴者目線で気になるところを紹介するために、その話題について全く知らない司会者が必要になってくる。
しかしその司会者がその話題について全く知ってなさ過ぎたら、その話題はあまり深いところまでトークすることが出来ず、その話題が大好きな視聴者は物足りない感じになってしまう。
そこで真逆の性格である「雨上がり決死隊」が、非常に良くこの番組のコンセプトとマッチしたのである。
例えば「エヴァンゲリオン芸人」という放送の回では、漫画好きの宮迫がエヴァンゲリオン芸人と共にエヴァンゲリオンの良さを紹介し、漫画を全く見ないという蛍原がエヴァンゲリオンを全く知らない視聴者目線となり、エヴァンゲリオンのわからなさをつっこんでいくことによって、エヴァンゲリオン好きの視聴者であっても、エヴァンゲリオンを全く知らない視聴者であっても面白く観ることができるためこの企画が成り立つのである。
そして「さらさらおかっぱ芸人」の回では、蛍原が「さらさらおかっぱ芸人」と共にさらさらの髪を自慢し、宮迫がそのよくわからない企画につっこむという視聴者目線となるためこの企画が成り立つのである。

つまり「雨上がり決死隊のトーク番組 アメトーーク!」とは、その人の手の内を全て見ることが出来るため、そのライバルになる人たち、つまり業界内の人たちの視聴率がナンバー1の番組とまでなっていて、芸能界の難しさやお笑いの難しさを観ることができ、それを「雨上がり決死隊」の真逆の性格という特長によってわかりやすく見せることができたため、深夜帯でありながら毎週高い視聴率を叩き出し、「ある共通点をもった芸人を集めたトーク」をここまで流行らせることができたのではないだろうか。
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