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言葉遊び

2010年に「Wコロン ねづっち」という芸人が、昭和の漫才師を思わせるような派手な衣装で「即興なぞかけ」というネタを披露し、突然大ブレイクしてきた。

このなぞかけというものは、簡単に説明するとお題に対して連想される言葉と、その言葉と同じ発音の言葉を考えて披露する言葉遊びである。
このなぞかけは主に、落語家などが大喜利などで行っていたものではあるが、このような言葉遊びは、結局はあまり意味のない駄洒落であるため、「笑点」以外の番組ではほとんど行われることはなかった。

それに、言葉遊び(オヤジギャグなど)とは空気も読まずに言うと、聞き手に苦痛を与えるものでもある。
その原因は、安直であったり、同じギャグを何度も言うからであるとか、下世話であったりなどということが世間では言われることがよくあるが、
そんなことよりもまず、オヤジギャグを言われたら、こっちはそれに対して何を言ったら良いかわからないから、聞き手に苦痛を与えるものなのではないだろうか。
オヤジギャグはお互いの距離を縮めるためにあえて言うという意見もあるが、勝手にオヤジギャグを言っておいて、それに対しての反応がなかったら「お前は冷めている」などということを言われることも結構ある。
そしてそのようなオヤジギャグは、ただの思いつきで発せられているため、会話になっていない。例えば、
A子「B男さんの好きな食べ物はなんですか?」
B男「俺はミック・ジャガーよりも肉ジャガが好き」
という会話を、2人の距離を縮めるために言っているのであれば全く会話になっていない。
まだA子はB男のことを知らないときに、「ミック・ジャガーよりも肉ジャガが好き」なんて言われても、B男がミック・ジャガーをどのくらい好きなのかを知らない。そのため肉ジャガとは比べることができないのである。
だからA子はなぜミック・ジャガーという名前を出してきたのかがわからないため、それに対して何も言うことができない。
このようにオヤジギャグを言われたら、こっちは何を言ったら良いかわからないから聞き手に苦痛を与えるものなのである。
そのため、オヤジギャグしか出来なかった「ボキャブラ天国」でブレイクした芸人たちは、「爆笑問題」「くりぃむしちゅー」「ネプチューン」「土田晃之」などの実力のある芸人たち以外は、最近ではどの番組などでは見かけることはない。
それは、トーク番組に出演したときにオヤジギャグなどを言ったとしても、他の出演者や司会者は何を言い返せばわからないから、「ボキャブラ天国」でブレイクした駄洒落を期待させられる芸人たちは、トーク番組には呼ばれることはないのである。
だから現在のバラエティー番組では、言葉遊びなどの会話にならないものは必要とされていない。

そもそも言葉遊びとは、『その言葉遊び以外になにかの要素を含んでいない場合』は笑うものではないのではないだろうか。
言葉遊びとは、笑わせるために使うものではなく、相手に関心をさせて興味を引くために使うものなのだと思う。
オヤジギャグのように相手を笑わせようとすると、こっちは何を言ったら良いかわからないから聞き手に苦痛を与えるものであるが、言葉遊び自体は企業のキャッチコピーでも、詩でよく使われる韻を踏むというものも全て言葉遊びが使われている。
その企業のキャッチコピーや詩でよく使われる韻を踏むというものは、オヤジギャグのように相手を笑わせようとするものではなく、相手に関心を持たせるためのものである。
つまり、「ミック・ジャガーよりも肉ジャガが好き」という駄洒落や、企業のキャッチコピー、韻を踏むというようなただ単にその言葉の発音に似ている言葉を使っているような言葉遊びとは、相手を笑わせるために使うものではなく、関心を引くために使うものなのである。
だからオヤジギャグとは、関心を引くために使うものなのに、笑わせようとするために使うから面白くないのである。

このように言葉遊びとは笑うためのものではないと書いたが、長年続いている言葉遊びを使う番組内のコーナーもあるし、言葉遊びを使って笑いを取っていくコンビもいる。
つまり、ここに書いた言葉遊びとは笑うためのものではないというのは、あくまで『その言葉遊び以外になにかの要素を含んでいない場合』である。
言葉遊び以外に他のある要素が含まれていれば笑うことが出来るのである。
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