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ダウンタウンのごっつええ感じ

この番組は、フジテレビ系列で1991年2月8日から毎週日曜日の夜8時に放送していたダウンタウン主演のコント番組である。
主な出演者はダウンタウン以外に、「今田耕司」、「東野幸治」、130R(「板尾創路」・蔵野孝洋(ほんこん))、YOU、篠原涼子などがいる。
ダウンタウンはもちろん、ダウンタウン以外の出演者もこの番組から一躍有名となり、今でも大活躍し続けている。

この番組のチームワークも、大阪の舞台や番組などで一緒に出演していたりしていたため、お互いの芸人としての長所を理解し合った関係であるといえる。
しかし「とんねるず」や「ウッチャンナンチャン」などの仲の良いチームワークとは違い、完全にダウンタウンを中心としたお互いに実力を認め合っているという関係である。

ダウンタウンの代表番組というと、この「ダウンタウンのごっつええ感じ」と「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」という2つの番組がある。
「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」という番組は、深夜帯で放送されているためこの番組は、「ダウンタウンの面白さがわかる奴だけ観ろ」といった内容の番組のように感じる。
そのためダウンタウンという芸人は、「ダウンタウンが好きな人だけが観るんでしょ?」というイメージを持っている人が多くいた。
しかしこの「ダウンタウンのごっつええ感じ」という番組は、誰でも面白いと感じることができる番組なのである。
では、この「ダウンタウンのごっつええ感じ」とは、どのようなコント番組なのだうか。

1991年正月放送の「ダウンタウンのごっつええ感じ マジでマジでアカンめっちゃ腹痛い」、さらにゴールデンタイムに進出し「火曜ワイドスペシャル」の枠で行われた2度のトライアル放送が好評を博し、1991年12月8日にレギュラー番組としてスタートした。
その当時に放送されていたコントは、主にドリフターズの全員集合のようなコントや、ひょうきん族のたけちゃんマンのようなヒーロー物、ダウンタウンが体を張るコーナーなどがメインであり、そのため大衆的なコント番組という印象を視聴者に印象付けることが出来て、初回放送にもかかわらず視聴率は、日曜夜8時という強豪揃いの番組(大河ドラマなど)が多い中18.2%という高視聴率をマークした。

しかし、まだこの番組は方向性が全く定まっていなかった。
そのため、この番組は面白いけどその面白さは、今までのコント番組の良い所取りをしているだけで、ダウンタウンや共演者の面白さはほとんど活かすことができてなかった。
ダウンタウンの松本人志は、この状況を変えるために今までのコントを全て終了させ、今までのコント番組では有り得なかった、主演である松本人志が主演も務めながら、作家としてコントを主導していくという方向性に変えた。
しかしそれでも初めはあまり思うようには方向性は定まらず、模索する期間が続くことになる。
それでも視聴率は高視聴率を保っていた。
それは出演者の演技力に魅力があったのだろう。

依然として高視聴率を保ってはいたが、1994年に板尾創路の起こした事件がきっかけで、板尾は半年間この番組を降板することになった。
これによりダウンタウン、今田、蔵野、YOU、篠原という少人数体勢での番組進行を余儀なくされ、更にこの番組は模索し続け「きょうふのキョーちゃん」という放送コードすれすれの過激描写のアニメが登場したりしているような状況だった。

そこに板尾創路が復帰し、コント番組に必要な協調性がないとレギュラーになることができなかった東野幸治がレギュラーとなった。
ここからダウンタウン特有の先鋭化した笑いを求める姿勢が、この番組の方向性を定めることになる。
「Mr.BATER」、「世紀末戦隊ゴレンジャイ」、「キャシィ塚本」シリーズ、「こづれ狼」、「やすしくん」、「産卵」、「みすずちゃん」、「殺人事件」シリーズ、「放課後電磁波クラブ」など、番組を代表するヒット作をどんどん生み出していき、大衆的に人気を集めると共に、「カッパの親子」「トカゲのおっさん」など、ダウンタウンの通のような視聴者を相手にするコントなどもヒット作に混ぜ放送していた。

ダウンタウンの通のような視聴者を相手にするコントとは、キャラクターのインパクトや、言葉の面白さを表現するコントではなく、その状況の哀愁漂う空気を面白がるコントである。
例えば、「カッパの親子」というコントは、カッパの息子(今田)をいじめる人間の子供(板尾)の前にカッパの親父(松本)が現れ、説教や仕返しをするが、そこに人間の子供の親(浜田)が登場し、正論を言うカッパの親父に対して、理不尽な逆ギレをして、返り討ちに遭う。カッパの親父は返り討ちにあうと、浜田のことを「御主人」と呼び始め、カッパの親父は卑屈な態度を取らなくてはいけなくなる。親父が息子に自分の殴られている姿を見られたくないというなにか悲しい姿を描いた哀愁漂うコントである。
つまりすごく可哀想で、自分の父親にはこうなって欲しくないと思ってしまうコントであるのにもかかわらず、なぜか笑えてしまうという、今までには無かったダウンタウン特有の先鋭化した笑いのコントが行われていったのである。

これにより、子供からお年寄りまで楽しく見ることができる番組であるにもかかわらず、笑いに関してはうるさい視聴者にも面白い番組を作り上げることが出来たのである。
子供からお年寄りまで楽しく見ることができる番組であるにもかかわらず、笑いに関してはうるさい視聴者にも面白い番組を作るということは、今までには絶対に有り得なかった。
「島田紳助」でも述べたように、やすしきよしのように子供からお年寄りまで誰が見ても聞いても面白いやすきよ漫才では、若者には受け入れられないし、若者に焦点を合わせるとお年寄りは追い付いていけない。
「8時だョ!全員集合」と「オレたちひょうきん族」が同じ時間で放送していたときには、子供とお年寄りは「8時だョ!全員集合」を観ていて、若者は「オレたちひょうきん族」を観るというように、はっきりと世代によって分かれていたらしい。

しかし、この「ダウンタウンのごっつええ感じ」では、子供からお年寄りまで楽しく見ることができる番組であるにもかかわらず、笑いに関してはうるさい視聴者にも面白い番組を作り上げるということが、大衆的に人気を集めるコントの中に、その状況の哀愁漂う空気を面白がるというダウンタウン特有の先鋭化したコントを混ぜることによって、実現出来たのである。

これによって、この「ダウンタウンのごっつええ感じ」という番組は、10年以上前の番組であるにもかかわらず、今現在でもTUTAYAではよく借りられているし、ダウンタウン、今田耕司、東野幸治、130R(板尾創路・蔵野孝洋(ほんこん))、YOU、篠原涼子など今でも活躍するタレントを一躍有名にした伝説のコント番組となったのである。
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